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「Vegas Pro 2026」発売 3Dタイトル制作と4:2:2 GPUデコードに対応

Boris FXロゴとVegas Pro 2026ロゴを配した公式製品画像

ソースネクストは2026年8月6日、Windows向け映像制作ソフト「Vegas Pro 2026」と上位版「Vegas Pro Suite 2026」を発売しました。新たに2D/3Dタイトル制作ツール「Continuum Title Pack」を収録し、NVIDIA Blackwell GPUによるAVC/HEVC 4:2:2のハードウェアデコードや、AI深度マスク「Z-Depth 2.0」に対応します。

  • 発表日時:2026年8月6日 13:03(日本時間)
  • 価格:通常版34,980円、Suite版99,800円(いずれも税込・ダウンロード版)
  • 対応OS:Windows 11
目次

何が起きたのか

「Vegas Pro 2026」は、タイムライン編集、カラーグレーディング、音声編集、タイトル制作、書き出しをひとつの環境で扱う映像制作ソフトです。今回の更新では、外部ソフトへの切り替えを減らすタイトル制作機能、特定GPUでの4:2:2素材のデコード支援、AIによる前景・背景分離などが追加・強化されました。

主な新機能

2D/3DタイトルをVEGAS内で制作

「Continuum Title Pack」をビデオエフェクトとしてタイムラインから呼び出せます。テキストアニメーション、3Dテキスト、レイヤー変形、3Dスプライン、EPS形式のベクター素材の押し出しなどを、キーフレームとリアルタイムプレビューを使って調整できます。

Blackwell GPUで4:2:2素材をハードウェアデコード

NVIDIA Blackwell GPUによるAVC/HEVC 4:2:2のハードウェアデコードに対応しました。公式発表では、高品質なカメラ素材やマルチカメラ編集時の処理負荷をGPUで支援すると説明しています。

ただし、効果の対象はBlackwell世代の対応GPUと記載されています。既存PCで同じ支援を受けられるとは限らないため、GPUの世代、ドライバー、撮影素材のコーデックを購入・更新前に確認する必要があります。

AI深度マスク「Z-Depth 2.0」

Boris FXの新しいAI深度モデルを使い、映像内の奥行きを解析して前景と背景を分離します。高解像度の深度マスク、細かな奥行き検出、フレーム間の平滑化により、被写体と背景へ異なるエフェクトを適用する作業を支援します。

通常版とSuite版の違い

通常版は「Vegas Pro 2026」本体を収録し、価格は34,980円です。上位の「Vegas Pro Suite 2026」は99,800円で、通常版に加えて以下の3製品を収録します。

  • オーディオ編集ソフト「Sound Forge 2026」
  • 音楽制作ソフト「Acid Pro 2026」
  • 音声修復・ノイズキャンセリングツール「CrumplePop 2026」

価格は8月6日の公式発表に記載された税込価格です。購入時には、公式販売ページに表示される最新価格とキャンペーン条件を確認してください。

確定事項と未確定事項

公式発表で確定していること

  • 両製品が8月6日にダウンロード版として発売されたこと
  • Continuum Title Pack、Blackwell GPUの4:2:2デコード、Z-Depth 2.0を新要素として案内していること
  • 対応OSがWindows 11で、メモリ16GB以上を要件としていること
  • 製品登録、認証、一部機能にインターネット接続が必要なこと

発表時点で明らかになっていないこと

  • 従来版と比べた具体的な再生速度、書き出し時間、安定性の測定値
  • Blackwell GPU以外を使う環境での4:2:2素材の性能差
  • macOS版の提供予定
  • 個別のカメラ形式や既存プラグインとの完全な互換範囲

編集現場への影響

タイトル制作を編集画面から離れずに進められる点は、短尺動画、企業映像、チュートリアル、番組グラフィックスなどで修正往復を減らす可能性があります。また、対応GPUを使う現場では、AVC/HEVC 4:2:2素材のプレビューやマルチカメラ編集が機材更新の判断材料になります。

一方で、公式発表は実際の性能向上率を示していません。納期が厳しい案件へ導入する場合は、本番更新前に代表的な素材、プラグイン、書き出し設定を複製プロジェクトで検証するのが安全です。

購入・更新前に確認したい項目

  • OSがWindows 11であるか
  • CPU、メモリ16GB以上、1.5GB以上のインストール空き容量を満たすか
  • 4:2:2デコードを重視する場合、GPUが対応するBlackwell世代か
  • 普段使うカメラ素材、特殊コーデック、プラグインを読み込めるか
  • Boris FX Hubへの登録とインターネット接続を運用上許容できるか
  • 音声編集、作曲、ノイズ除去まで必要ならSuite版の収録内容が適切か
  • 既存案件をバックアップし、更新前後で書き出し結果を比較できるか

今後の予定

両製品は8月6日からソースネクストのサイトで販売中です。公式発表では、パッケージ版やmacOS版の予定は案内されていません。導入を検討する場合は、販売ページの最新価格、動作環境、対応形式を確認してください。

公式一次資料

映像編集後の多言語音声制作については、ElevenLabs「Dubbing v2」API提供開始の記事でも紹介しています。

画像:ソースネクスト公式発表(PR TIMES掲載)

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この記事を書いた人

梶原綾祐のアバター 梶原綾祐 株式会社OCTA CREATION

株式会社OCTA CREATION 取締役。
レコーディングエンジニアを経て、現在は映像制作・ライブストリーミングなど多岐に渡り活動中。

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