ローランドは2026年9月4日、AIアシストによるメロディー生成ソフトウェア「Melody Flip」を無料公開しました。完成曲を丸ごと自動生成するのではなく、作曲の出発点になるアイデアを選び、DAWで発展させるためのツールです。
- 無料のRoland Cloudメンバーシップでも利用可能。登録と管理ソフトが必要です。
- メロディー・コード・ベース・ドラムを音声またはMIDIで書き出せます。
- 対応OSとプラグイン形式を確認し、納品用とは別のプロジェクトで試すのが導入の第一歩です。
Melody Flipでできること
制作の入口は2通りです。収録された「Palette」という音楽パターンから始める方法と、オーディオ素材を読み込んで、その特徴に合うPaletteの提案を受ける方法があります。ローランドとソニーCSLの研究知見を組み合わせた音楽解析を用いており、メーカーは参照曲のメロディーをコピーする機能ではないと説明しています。
気に入った案は、メロディーだけでなく伴奏の各パートも書き出して、手持ちのDAWで編集できます。曲の方向性を決める段階で複数案を比較したい人や、フレーズのアイデアからアレンジを組み立てたい人に具体的な接点があります。これは制作上の活用案であり、作業時間の短縮や生成品質を実測した評価ではありません。
無料で使う条件と対応環境
公式製品ページでは、無料プランを含むすべてのRoland Cloudメンバーシップが対象です。ダウンロードにはRoland Cloud Managerのバージョン3.1.23以降を使用します。対応環境は次のとおりです。
- Mac:macOS 14、15、26
- Windows:Windows 11
- プラグイン形式:VST3、AU
OSが対象でも、使用するDAW側で対応形式を扱えるかは別の確認事項です。AAX対応や、掲載されていないOSでの動作は、この発表からは確認できません。将来の対応拡大を前提に導入判断をしないようにしましょう。
DAWへ渡す前に確認したい4項目
- 環境を控える:OS、DAW、プラグイン形式、Cloud Managerのバージョンを記録し、まず空のテストプロジェクトで起動を確認します。
- 編集方法で書き出しを選ぶ:音符や音源を後から調整したい場合はMIDI、音として受け渡したい場合はオーディオを試し、テンポや開始位置が意図どおりか確かめます。
- 参照素材の扱いを分ける:自作など使用条件を確認できる素材から試し、未公開の顧客音源は契約や取り扱い条件を確認するまで読み込ませない運用にします。
- 案件の採用条件を確認する:無料提供と、入力素材・生成結果を個別案件で使えるかは別の論点です。契約や最新の利用条件を確認し、採用した案と編集工程を残します。
動画用の音声へ仕上げる場合は、48kHzと44.1kHzの違い・書き出しの確認手順も参考になります。無料の制作環境を検討している方は、Reason Freeの対応環境と旧版上書きの注意点も併せて確認してください。両製品の組み合わせでの動作を保証するものではありません。
提供状況と公式情報
今回のニュースは将来の提供予告ではなく、9月4日の公開・無料提供開始です。発表時刻は公式リリースに記載されていません。今後の追加機能や対応OSの拡大日程は、参照した公式ページでは確認できていません。導入時は下記の製品ページで最新条件を確認してください。
画像提供:Roland Corporation。公式ニュースリリースの配布画像を使用。


