DaVinci Resolveで「保存していたはずなのに編集が戻った」「操作を間違える前の状態へ戻したい」と困らないために、Live SaveとProject Backupsを両方設定しておきましょう。名前は似ていますが、役割は同じではありません。
Live SaveとProject Backupsの違い

Live Saveは、作業中の変更を継続的に保存し、アプリの終了やトラブルで直近の作業を失うリスクを減らす機能です。Project Backupsは、一定間隔で別のバックアップを残し、過去の状態へ戻るために使います。Blackmagic Designの公式ガイドでも、Live SaveとProject Backupsは別々に説明され、Project BackupsはLive Saveのオン・オフにかかわらず利用できるとされています。
設定画面を開く
- DaVinci Resolveの「Preferences」を開く
- 上部で「User」を選ぶ
- 左側の「Project Save and Load」を開く
- Live SaveとProject Backupsを確認する
DaVinci Resolve 20.3の公式マニュアルが公開されており、2026年7月にはDaVinci Resolve 21のマニュアルも公開されています。画面の細かな表記はバージョンやOSで変わる場合がありますが、設定の考え方は共通です。
おすすめの設定方針
Live Saveを有効にする
作業中の変更をこまめに保存するため、有効にしておくのが基本です。ただし、変更を保存せずに比較したいデモ作業などでは、手動保存の方が都合よいこともあります。運用に合わせて選びます。
Project Backupsを有効にする
バックアップ間隔と保持数を設定します。短い間隔だけに偏らず、時間単位・日単位でも履歴が残るようにすると、気づくのが遅れた編集ミスにも対応しやすくなります。保存先は、空き容量とバックアップ方針を考えて選びます。
バックアップ保存先を確認する
内蔵ストレージだけに保存すると、端末やストレージ自体の障害には弱いままです。高速な作業ディスクと、別のバックアップ先を組み合わせます。クラウド同期フォルダーを使う場合は、同期容量、競合、オフライン時の挙動も事前に確認してください。
バックアップから戻す手順
- Project Managerを開く
- 対象プロジェクトを右クリックする
- 「Project Backups」を開く
- 日時を確認し、戻したいバックアップを読み込む
- 開いた内容を確認して、別名で保存する
公式マニュアルでは、バックアップを開いても元のプロジェクトを上書きせず、独立したプロジェクトとして開くと説明されています。復元後はタイムライン、素材リンク、書き出し設定を確認してから作業を再開しましょう。
素材ファイルは別に守る
Project Backupsが守る中心はプロジェクト情報です。撮影素材、音声、LUT、外部グラフィックなどが同時に保護されるとは限りません。案件の節目ではプロジェクトを書き出し、素材は3-2-1など別のバックアップ方針で管理します。
設定後に一度復元テストをする
バックアップは、戻せることを確認して初めて安心材料になります。短いテストプロジェクトを作り、バックアップ一覧の表示、読み込み、素材リンクを一度確認してください。本番で困ってから手順を探すより、数分の復元テストが大きな事故を防ぎます。


