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DJI Mic Mini 2Sが海外で販売開始、32-bit float内部録音と4TX+1RXに対応|国内展開は未発表

DJI Mic Mini 2Sの送信機2台、受信機、充電ケースを写したDJI公式製品画像
DJI公式製品画像を使用/出典:DJI公式ストア

DJIの小型ワイヤレスマイク「DJI Mic Mini 2S」が、香港・中国などの海外向け公式ストアに登場しました。約14.5GBの内部ストレージと32-bit float内部録音、最大4台のトランスミッター接続、条件付きの4チャンネル出力に対応します。日本での価格と発売日は、2026年8月7日7:02(日本時間)の確認時点では発表されていません。

収録中の無線切断に備えるバックアップや、複数人インタビューのトラック分離を重視する制作者にとって、運用を変えうる更新です。本記事では、公式情報で確定している仕様と、国内購入前に確認すべき未確定事項を分けて整理します。

目次

発表・確認日時

  • 日本向け予告:2026年4月28日21:00。DJI JAPANはMic Mini 2の発表時に、内部録音と4 TX+1 RXに対応するMic Mini 2Sを「この夏に発売予定」と案内しました。
  • 海外展開:2026年8月4日付の海外報道で正式展開を確認。DJIの海外向け公式ストアでは購入可能な製品ページが公開されています。公式ページ内に公開時刻の記載はありません。
  • 情報確認:2026年8月7日7:02(日本時間)。

何が変わったのか

32-bit float内部録音を追加

トランスミッターには約14.5GBのストレージを内蔵し、初期設定の24-bit内部録音で約28時間、32-bit float内部録音で約22時間のループ録音が可能です。32-bit floatは初期状態では無効で、DJI Mimoアプリから有効化します。

内部録音は、電波干渉や遮蔽によってレシーバー側の音声が途切れたときのバックアップとして使えます。保存形式は原音の「Original File」と、ノイズキャンセリングや音声トーンなどの処理を反映した「Edited File」から選択でき、初期設定はEdited Fileです。後処理の自由度を優先する現場では、撮影前に保存形式を確認しておく必要があります。

最大4台の送信機と4チャンネル出力

Mic Mini 2Sレシーバーは、Mic Mini、Mic Mini 2、Mic Mini 2Sのトランスミッターを混在させながら最大4台まで接続できます。4人の座談会や複数出演者の収録で、既存機材を生かして構成を広げられる点が特徴です。

ただし、4チャンネルの独立出力はすべてのカメラで使えるわけではありません。公式注記では、別売のDJI Micシリーズ カメラアダプターを装着した対応Sonyカメラ、またはUSB出力に対応する一部のパソコン用ソフトウェアが対象です。対応機種・ソフトウェアは、購入前に公式互換性リストで照合してください。

ノイズ処理と運用補助

  • 2段階のAIノイズキャンセリング
  • Regular/Rich/Brightの3種類の音声トーン
  • 突発的な大音量を抑えるClipping Controlと、音量差を整えるLoudness Balance
  • トランスミッター約12g、ケース併用時は最大40時間の動作
  • 対応DJI製品へのOsmoAudio直接接続

最大40時間という公称値は、ノイズキャンセリングと内部録音をオフにし、近距離・無干渉などの条件で測定されたものです。実際の収録時間は、内部録音やノイズ処理の設定、電波環境によって変わります。

制作現場への影響

最も大きいのは、軽量なMic Mini系で「送信機側のバックアップ録音」と「最大4人の個別収録」を同時に検討できるようになったことです。インタビュー、イベント収録、少人数の配信現場では、無線音声だけに依存するリスクを下げつつ、出演者ごとの音量調整や編集をしやすくなります。

一方、32-bit floatはレベル設定の失敗を無条件に救済するものではありません。公式も、有効なダイナミックレンジはマイク自体の物理特性に左右されると注記しています。装着位置、衣擦れ、風防、バックアップファイルの回収手順を含め、事前テストは引き続き必要です。

現時点で未確定のこと

  • 日本国内の発売日、税込価格、セット構成
  • 日本向けページで案内される正式な対応機種・アプリ一覧
  • 混雑した会場や衣服装着時の実用音質、AIノイズキャンセリングの効果
  • 既存Mic Mini/Mic Mini 2と混在させる際の国内向けファームウェア提供条件

香港向け公式ストアでは「2 TX+1 RX+充電ケース」が1,299香港ドル、「1 TX+1 RX」が739香港ドルで表示されていますが、為替換算額を日本価格として扱うことはできません。国内購入を検討する場合は、DJI JAPANの正式発表を待つのが安全です。

購入・導入前のチェックリスト

  1. 必要な人数に対して送信機と独立トラック数が足りるか
  2. 使用予定のカメラや編集ソフトが4チャンネル出力に対応するか
  3. 24-bit/32-bit floatのどちらで内部録音するか、必要時間と容量を決めたか
  4. Original FileとEdited Fileのどちらを保存するか
  5. スマートフォンへBluetooth直結する場合、標準カメラアプリではなく対応するサードパーティーアプリを使えるか
  6. 本番前に無線音声と内部録音ファイルの両方を回収・同期する手順を確認したか

公式一次資料

アイキャッチ画像:DJI公式製品画像を使用。出典:DJI公式ストア。仕様・価格・販売状況は2026年8月7日7:02(日本時間)確認時点の情報です。

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DJI Mic Mini 2Sの送信機2台、受信機、充電ケースを写したDJI公式製品画像

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この記事を書いた人

梶原綾祐のアバター 梶原綾祐 株式会社OCTA CREATION

株式会社OCTA CREATION 取締役。
レコーディングエンジニアを経て、現在は映像制作・ライブストリーミングなど多岐に渡り活動中。

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