AJA Video Systemsは2026年9月25日、FS-HDR向けファームウェアv4.3.3とFS4向けv3.1.3を公開しました。両機種とも、Motion Adaptive Deinterlacerの制御に起因する映像アーティファクトを修正する更新です。AJAはすべての利用者に更新を強く推奨しています。
- 対象はFS-HDR v4.3.3/FS4 v3.1.3。無料のファームウェア更新です。
- Maxは既定値のまま、Off設定を削除。設定名と処理動作の変更に注意が必要です。
- 更新には再起動が必要。本番前に実際の入力・出力条件で確認しましょう。
何が変わる? Maxは既定値のまま、Off設定を削除
両機種のリリースノートでは、Deinterlacer制御が導入される前の動作へ戻すこと、Maxを既定値として維持すること、Off設定を削除することが説明されています。今回の主な変更は、新機能追加ではなく映像処理の不具合修正です。
デインターレースはインターレース映像を扱う際の処理です。更新後に以前と同じ設定名を選べるとは限らないため、特にOffを使っていた現場では、そのままの設定で運用を継続できると決めつけず、入力信号と出力映像を再確認してください。映像の乱れがすべてこの修正で解消するという意味ではありません。
ライブ制作で更新前後に確認したいこと
以下は編集部からの運用上の確認提案です。
- 本体がFS-HDRかFS4かを確認し、機種に対応するファイルを選ぶ。
- 現在のファームウェアと映像処理設定を記録する。
- 本番中を避け、更新・再起動・映像確認の作業時間を確保する。
- 更新後は実際に使う入力形式、動きのある映像、出力先との組み合わせで確認する。
- Offを使っていた運用では、設定変更後の映像を確認してから本番へ戻す。
公式手順では、Ethernet経由で接続したPCまたはMacのブラウザーからFirmwareページを開き、対応するファイルをアップロードして更新します。更新後の再起動と、Web画面でのバージョン確認も手順に含まれます。操作の詳細は各機種の最新リリースノートに従ってください。
提供状況と確認できていない点
更新はすでに提供されています。公式の発表日は9月25日ですが、発表時刻とタイムゾーンは確認できていません。製品ページの更新概要にはセキュリティ修正への言及もある一方、今回確認したリリースノートの変更項目はDeinterlacerの修正です。具体的な脆弱性や影響範囲は断定しません。
今後の追加更新時期は今回の資料では案内されていません。実機へ適用する際は、公式ダウンロード欄に新しいバージョンや注意事項が出ていないか確認してください。
関連用語:デインターレースとは


