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ソニーDP5・DP7発表|違い・対応カメラと導入前の注意点

ソニーDP5・DP7の違いと対応条件を整理した記事のオリジナルグラフィック
画像:CREATOR’S VILLAGE制作(AI生成による編集グラフィック。製品写真ではありません)

ソニーは2026年9月8日、Cinema Line向けのモニター一体型リモートコントローラー「RM-DP5」「RM-DP7」を欧州で発表しました。撮影映像を確認しながら、対応カメラの設定やフォーカスを手元で操作するための製品です。

選ぶ際のポイントは画面サイズだけではありません。SDI接続が必要か、手持ちのカメラが発売時の対応対象か、無線化に何を組み合わせるかを分けて確認する必要があります。

目次

DP5とDP7は何が違う?

両機とも映像確認とカメラ操作を一体化した製品ですが、DP5はコンパクトな5型、DP7は7型の画面とSDI接続を備えます。次の価格・時期は欧州発表の情報で、日本国内の販売条件ではありません。

項目RM-DP5RM-DP7
画面サイズ5型7型
パネル解像度1920×10801920×1080
12G-SDI/SDI・HDMI双方向変換非対応対応
BP-Uバッテリー/USB PD給電対応対応
DC入力非対応対応
欧州発売予定2027年1月2027年1月
欧州発表価格2,500ユーロ/2,100ポンド3,300ユーロ/2,800ポンド

SDIを使う現場では、画面の見やすさに加えて端子構成が選択を左右します。一方、カメラ周辺へ取り付ける場合は、モニター本体だけでなくバッテリー、アーム、伝送機を含めた重量と取り回しを考える必要があります。接続規格の基本はSDIHDMIの解説も参考になります。

対応カメラは発売時と将来の更新予定を分けて確認

ソニーの欧州発表では、発売時の対応対象はFX5・FX3・FX2・FX30です。FX6とBURANOへの対応は2027年後半のファームウェア更新で追加予定とされています。FX6・BURANOでも発売直後から同じ操作ができる、と読み替えないよう注意が必要です。

機材表へ組み込む前には、カメラの型番だけでなく、必要な本体ソフトウェアのバージョンと使いたい操作を確認してください。納期が決まっている撮影では、将来の対応予定を前提に機材を置き換えず、現在確実に動く構成を残すのが現実的です。

見るだけでなく、フォーカスや主要設定を手元で操作

BIG6画面では、フレームレート、ISO、シャッター、NDまたは絞り、Look、ホワイトバランスといった主要設定を扱います。タッチ操作に加えて、コントロールノブやダイヤル、割り当て可能なボタンを利用できます。表示・操作できる項目は接続するカメラの対応条件に依存します。

フォーカス操作には対応するAFレンズ、ズーム操作には対応する電動ズームレンズが必要です。どのレンズも遠隔でズームできるという意味ではありません。例えばカメラへ近づきにくい配置では、撮影位置を動かさず設定を調整できることが運用上の利点になり得ます。ただし操作感や遅延は実機での確認が必要で、本記事は実使用レビューではありません。

高輝度表示とLUT、露出・ピントの確認機能

両機はフルHDのタッチLCDを採用し、最大輝度は2,000cd/m²。これはD65条件での代表値であり、保証値ではありません。工場での個体別調整と、動作中の色温度変動の補正も案内されています。

LUTは内蔵6種に加え、ユーザーLUTを最大16個読み込み可能。対応ファイルは17/33グリッドのCUBE形式です。波形モニター、ベクトルスコープ、フォルスカラー、ゼブラ、ピーキングなどの撮影補助機能も備えます。LUT表示による仕上がりの確認と、記録映像そのものの露出・色設定は分けて管理しましょう。

無線接続には別の伝送機が必要

無線運用は、対応するサードパーティー製の伝送機と組み合わせる構成です。発表時点ではHollyland Pyro UltraとTeradek Bolt 7への対応を計画しているとされています。本体だけで任意のカメラへ無線接続できる製品ではありません。

製品ページにある最大4Kの映像伝送と、モニターのパネル解像度1920×1080も別の仕様です。無線化を検討する場合は、映像が届くことと、フォーカス・設定変更の制御が通ることを別々にテストしてください。型番が似た伝送機でも、対応すると推測しないことが大切です。

導入前に確認したい5項目

  1. カメラ・レンズ:発売時対応か将来対応か、必要な更新と遠隔操作の対象を確認する。
  2. 接続経路:映像と制御の経路、端子、ケーブル長、取り付け時の抜け止めを整理する。
  3. 無線構成:伝送機の正確な型番、対応ファームウェア、国内での利用条件を確認する。
  4. 給電と取り回し:バッテリー・USB PD・DP7のDC入力を使い分け、周辺機器を含めた重量と連続運用を試す。
  5. 国内の購入条件:発売日、価格、保証、付属品と別売品を国内の正式案内で確かめ、総費用と撮影日程を照合する。

日本国内の価格と発売日は、今回確認した一次資料では確定できていません。欧州の発売予定や価格を、そのまま日本の条件として扱わないでください。DP5・DP7の価値は「大きな画面を足す」だけでなく、現場で必要な操作を手元へ集約できるかにあります。まずは現在の撮影で何を遠隔操作したいかを洗い出すと、機種と周辺機器を選びやすくなります。

公式情報

NEXT STEP

学びを、次の現場と仲間へ。

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この記事を書いた人

梶原綾祐のアバター 梶原綾祐 株式会社OCTA CREATION

株式会社OCTA CREATION 取締役。
レコーディングエンジニアを経て、現在は映像制作・ライブストリーミングなど多岐に渡り活動中。

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