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動画ファイル名の付け方|撮影・編集・納品で迷わない命名ルール

動画制作で迷わないファイル名の命名ルールを示す16対9の図解

撮影素材、編集プロジェクト、書き出しデータが増えるほど、「final」「修正版」「最新版2」のような名前では中身を判断できなくなります。動画ファイル名のルールを最初に決めておくと、担当者が変わっても、一覧表示だけで必要なデータを見つけやすくなります。

基本形:日付_案件名_内容・素材_版数.拡張子
例:20260811_project_interview_v03.mp4

日付、案件名、内容・素材、版数の4要素で動画ファイル名をそろえる図解
日付、案件名、内容・素材、版数の順番をチームで固定します。
目次

ファイル名で答える4つの質問

  1. いつ:撮影日、収録日、書き出し日
  2. どの案件:チームで共有する短い案件名
  3. 何のデータ:インタビュー、Bロール、カメラA、音声など
  4. どの版:v01、v02、v03のような版数

この4つを毎回同じ順番で並べると、フォルダを名前順にしただけで日付や案件単位にまとまります。区切り記号はアンダースコア「_」かハイフン「-」のどちらかに統一し、途中で混在させないのがコツです。

日付はYYYYMMDDでそろえる

20260811のように「年4桁・月2桁・日2桁」で書くと、文字列の並び順と日付順が一致します。8月11日081111-08が混在すると、年をまたいだときや海外メンバーと共有するときに判断しにくくなります。

撮影素材の命名例

用途ファイル名の例
カメラAのインタビュー20260811_project_interview_camA_001.mov
カメラBのBロール20260811_project_broll_camB_001.mov
ピンマイク音声20260811_project_lav_guest01_001.wav
会場音20260811_project_ambience_001.wav

カメラが自動で付けた元ファイル名は、再リンクに必要になることがあります。リネーム前に元データを保全するか、編集ソフトの運用を確認してください。現場で慌てて全素材を一括変更するより、コピー後の作業用データで試すほうが安全です。

編集データは「版数」で管理する

「最終」「本当の最終」「修正版2」では新旧を機械的に並べられません。編集プロジェクトと確認用動画は、v01v02v03のようにゼロ埋めした版数で管理します。

  • 20260811_project_edit_v01.drp
  • 20260811_project_review_v02.mp4
  • 20260811_project_master_v03.mov

内容を大きく変えたら版数を上げ、軽微な書き出し違いは末尾に用途を加えます。たとえばv03_youtubev03_verticalのようにすると、同じ編集内容から作った派生版だと判断できます。

納品ファイルは相手が読める名前にする

社内だけで通じる略語や担当者名をそのまま納品名に使うと、受け取った側が判断できません。納品時は「案件名・内容・版数」が伝わる短い名前に整えます。

  • 確認用:project_interview_review_v02.mp4
  • 公開用:project_interview_master_v03.mp4
  • SNS縦型:project_interview_vertical_v03.mp4

避けたいファイル名

避けたい例理由
final_final2.mp4どれが最新か判断できない
名称未設定 1.mov内容を検索できない
山田さん確認用.mp4担当者変更に弱く、個人名の扱いにも注意が必要
記号や絵文字を多用した名前共有先やツールによって扱いが変わる
長すぎる説明文パス全体が長くなり、一覧でも読みにくい

チームで決める最低限のルール

  • 要素の並び順
  • 日付の基準(撮影日か書き出し日か)
  • 案件名と素材区分の略し方
  • 区切り記号
  • 版数を上げる条件
  • 元ファイル名を保持する工程

最初から完璧な命名規則を作る必要はありません。まず1案件で運用し、「検索しにくかった点」「並び順で迷った点」を振り返って改善します。制作会社、個人、共同編集など体制によって必要な粒度は変わります。

既存データを整理するときの順番

  1. 元データのバックアップを作る
  2. 案件ごとのフォルダへ分ける
  3. 命名規則をテキストで1枚にまとめる
  4. 少量のコピーでリネームを試す
  5. 編集ソフトの再リンクに問題がないか確認する
  6. 問題がなければ残りを整理する

整理前のバックアップ方法は、撮影データを失わない3-2-1バックアップで詳しく解説しています。

まとめ

動画ファイル名は、日付、案件名、内容・素材、版数の4要素を同じ順番で並べるだけでも大きく改善します。重要なのは、名前を見た人が「いつ・どの案件・何のデータ・どの版か」を判断できることです。次の案件から基本形を1つ決め、チームで実際に使いながら育てていきましょう。

NEXT STEP

学びを、次の現場と仲間へ。

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この記事を書いた人

梶原綾祐のアバター 梶原綾祐 株式会社OCTA CREATION

株式会社OCTA CREATION 取締役。
レコーディングエンジニアを経て、現在は映像制作・ライブストリーミングなど多岐に渡り活動中。

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