定義
ワードクロックは、デジタル音響機器間でサンプルのタイミングをそろえるための基準信号です。複数のデジタル機器を接続するとき、どの基準へ同期するかをそろえる必要があります。
現場での使い方
デジタルミキサーとオーディオ機器を接続する場合は、一方を基準にし、他方が対応する入力や外部クロックへ同期する構成を確認します。サンプルレートの数字が同じだけでは同期したことになりません。
複数のAD変換器で同時収録するときは、機器ごとの同期状態を確認します。クリック音が出る場合、音量設定だけでなくクロックのロック状態も切り分けます。
違い・混同しやすい点
タイムコードは素材の位置や時刻を示す情報です。ワードクロックはサンプルの刻みをそろえる基準であり、役割が違います。ネットワーク音声ではPTPなど別の伝送方式で同期を行う場合もあります。
注意点
専用端子の終端、接続順、基準の選択は機器の説明書に従います。複数機器を互いに相手へ同期させる循環構成を避け、サンプルレートと同期元を記録しておきます。

