定義
照度の逆二乗則は、点光源とみなせる光源で、同じ向きの面を照らすとき、照度が距離の二乗に反比例する関係です。理想的な条件では、距離が2倍になると照度は約4分の1になります。
現場での使い方
人物用の照明を近づけると、わずかな前後移動で明るさが大きく変わる場合があります。距離による変化を理解すると、出演者の動ける範囲を決めやすくなります。
人物と背景の明るさを分けたい場合、照明からそれぞれまでの距離を意識します。近い人物を明るくし、離れた背景を暗くする設計の目安になります。
違い・混同しやすい点
照明の出力つまみを一定量回すことと、距離を一定量動かすことは同じ変化ではありません。逆二乗則は距離と照度の関係を示すもので、光の硬さそのものを表す式でもありません。
注意点
大きな面光源の近く、反射の多い部屋、集光されたビームなどでは、単純な点光源の計算に一致しない場合があります。式は目安とし、照度計やカメラで実際の明るさを確認します。

