定義
過焦点距離は、一定の焦点距離・絞り・許容錯乱円の条件で、遠方の無限遠までを許容できるピント範囲に入れられる焦点合わせ距離です。ハイパーフォーカルディスタンスとも呼びます。
現場での使い方
広角で風景を撮る場合、遠方だけでなく手前の景物も見せたいときの目安になります。レンズを無条件に無限遠へ合わせるより、必要な近距離側の範囲を検討できます。
イベント会場の全景を固定カメラで撮る場合も、必要な範囲と画質条件を整理する手がかりになります。計算値を参考にしつつ、実際の被写体を拡大して確認します。
違い・混同しやすい点
被写界深度は許容できる鮮明さの範囲、過焦点距離はその範囲を得るための焦点合わせ位置です。「全部に厳密なピントが合う距離」という意味ではありません。
注意点
許容できるぼけの大きさは出力サイズや鑑賞条件で変わります。アプリの固定値を過信せず、高解像度の切り出しや大画面表示では厳しく確認します。絞りすぎによる回折にも注意します。

