定義
エキスパンダーは、音の大小の差を広げるダイナミクス処理です。配信でよく使うダウンワード型は、しきい値より小さい音をさらに下げ、無言時の背景音を目立ちにくくします。
現場での使い方
配信マイクで発話中の声を保ちながら無言時の空調音を抑えたい場合に使います。静かな語尾まで聞き、声が急に消えない設定から少しずつ調整します。
対談録音では、話していない人のマイクに回り込む音を緩やかに下げる用途があります。ただし複数マイクのかぶりを完全に消せるわけではありません。
違い・混同しやすい点
ノイズゲートは小さな信号を強く閉じる動作が代表的です。エキスパンダーは比率で緩やかに下げられます。ノイズを分析して取り除くノイズ抑制とは違う処理です。
注意点
しきい値や比率を強くしすぎると、語尾、息遣い、小さい声まで不自然になります。発話中の背景音は残るため、マイク距離や部屋の音も先に整えます。

